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インド大蔵省を含む建物は、大統領府(旧インド帝国の副王(総督)府)の前に位置する威厳に満ちた建物で、大統領府に通じる東西の大路の北側に位置していることから、North Blockと呼ばれている。North Blockには、大蔵省のほか、内務省が入っている。また、通りをはさんで相似形をなしているSouth Blockには、首相府、外務省と国防省が入っていて、文字通り政権中枢だ。当然ながら、入館するためのセキュリティーチェックは厳しく、X線検査・ボディーチェックなどもある。
ちなみに、この辺りには猿がいて、昔は大蔵省の会議が夜遅くまで続くと退出の際に棒を持った守衛さんが出口まで護衛してくれたのだが、「North Blockの猿(役人)とSouth Blockの猿(役人)は仲が悪い」との逸話もあって、どこの国も同じだなあ、と思ったものだった。 今日、そんなNorth Blockで会議を終えたら、夕方6時近く。珍しく一人っきりで身軽だったので(入るためのセキュリティーは厳しいが、一旦入ってしまうと身動きは自由なのも日本の役所と同じ)、もう遅いから帰ってしまったかもしれないなぁ、と思いつつ、駐在当時世話になったMC氏のオフィスを訪ねてみると、果たして彼はまだ居たのであった。現在はインドの対外援助を担当しているのだが、今日はキルギスの資源大臣のレセプションに出るので、仕事しながら時間を潰していたとのこと。 ほぼ毎月出張で来ていて、3回に2回くらいは顔を出しているので、久しぶり、というほどのこともないのだが、最近どうよ?、いや、最近は飲んでも翌日・翌々日に残るようになっちゃって云々と会話していたら、MC氏はえらく心配してくれて、そういうときには兎に角、早寝早起き、起きたら1時間くらい歩いて、ヨガをやるべきだ、これを朝夕繰り返したら健康になる、と力説。 その挙句に、あろうことか、自分の椅子にかけてあるタオルを床に敷いて実演してくれた。 まず、最初に正座して座って、握りこぶしをお腹に当てながら前に倒れて息をはいて、身体を起こしながら自然に息を吸う仕草(いきなりはじめたので、写真を撮り逃した)。 次にヨガをやったらこんなに身体が柔らかくなった、と実演してくれた。 そして、結跏趺坐(padma-asana)の姿。ここでも鼻から息を激しく吐くという所作を20回ほど繰り返す。 、こんなに身体が柔らかくなった、というもの。(懐かしいMC氏の表情を欲みたい人は写真をクリックすると良く見えます)彼の突然のヨガ実演に戸惑いつつ、ラジオ体操に毛が生えたようなものだな・息を吸ったり吐いたり、呼吸にコツがあるのだな、などと思いつつ、そもそもこちらが体調が悪い(といっても最近飲みすぎで二日酔いが多い、というだけなんですが)という話をしたからここまで熱心に実演してくれたのだな、と心からありがたく思ったのだった。 一通り実演を終えた彼から、「ああ、大切なことを忘れていた。ヨガをやるときには、必ず、ビニールとか、ゴムとかの敷物を敷くこと」と言われたのだった。どうして?と聞くと、「地面(アース)は、電気のアースと同じでエネルギーを吸い取る性格がある。ゴムなどの敷物を引いて『絶縁』しないと、ヨガを通じて身体に溜めたエネルギーが地面に吸い取られてしまう」とのこと。なるほどね、と納得し、更にBaba RamdevのやっているAstha Channelを見ること、DVDを買ってみること、を薦められてすっかりその気になってしまったのだった。 ヨガの話だけではなく、昔のカウンターパートで、出張に来る度に会いたいと思いつつなかなか時間を見つけられなかった人(今や某省局長)とつないでもらったり、人のつながりのありがたさを再確認した時間だった。 今日の昼は、Andhra Bhawanへ。
(写真はいずれもクリックすれば大きくなります) 看板。 ![]() 某MM君(なかなか堂に入った食べ方)。 ![]() 食堂内の様子。 ![]() 一言、「至福のとき」。多くは語るまい。 ただ、食べすぎたのか、午後、「血液が内臓に集中して頭に回らない」という感覚を生まれて初めて感じたのだった。。。 今日は「フォート」の州政府本庁で会議。おそらく10年ぶりだが、建物の中の雰囲気はあまり変わっていない。大役人中役人小役人に加えて小使いやらお茶汲みやら運転手やら、何やかやで庁舎にやたらと人が多いのもおんなじ。この国、10年でインフラとかサービスとか、ずいぶん変わったと思うが、実は一番変わっていないのが、幸か不幸か私たちの仕事で一番付き合いの多い公的セクターなのではないか。
トップ官僚の意識はビジネスフレンドリーなものに変わってきている(もしくは変わらなければいけないということがアタマではわかっている)が、許認可や税行政の現場まではそれが徹底されていない。ビジネスの側から見たら、行政を恃みにするというよりも、できるだけ邪魔しないでいてほしい、放っておいてほしい、という感じなのだろう。 我々のカウンターパートである公的セクターが我々以外の関係者からはどのように見られているのか、ということを多角的に相対化して捉える必要がある。上記の例ではビジネスとの関係だが、Voiceが限定される貧困層から見て「行政」とは何なのか(政府に何を期待しているのか・何をあきらめているのか)、といったこと。 なんだかよくわかりませんが、10年ぶりに訪れた役所をみて、そんなことを思ったのでした。 今日日中はチェンナイ周辺の工業団地等を視察。
まだまだインフラ整備のニーズは高いことを確認するとともに、進出を決定された日本企業の英断に脱帽。
ほぼ7年ぶりにコルカタ(カルカッタ)へ。
今日の夕方は、とまっていたホテルから中心地のエスプラネードまで、結局2時間くらい歩いた。とにかく人・人・人。 インドの主要都市の中ではスローペースの街かと思っていたが、今回来てみると、アンバサダー一色だった車も、種類・数ともに大幅に増えていて、デリー・ムンバイ並みの交通渋滞がところどころで発生していた。 エスプラネードまで歩く途中で、20年前の卒業旅行でとまったサダルストリートによって絵葉書を買った。その昔、屋上に雑魚寝で10ルピーだった宿がどこにあるのかはわからなかったが、通りの雰囲気(小声で「ハッシーシ要る」と寄ってくるおっちゃんたちも含めて)は変わってなかった。 ![]() オベロイに入っているみやげ物屋で、粘土でできたガンディー像を買う。なかなか味があるのだが、たぶんここでしか売ってないと思う。昔は、インディラガンディーとか、ラジーブガンディーに加えてネタージスバーシュチャンドラボースなどのもあったのだが、今はガンディーとマザーテレサしか作ってないとのこと。時代の流れか、州の共産党政権(ネタージの流れを引くForward Blocも含む)が弱体化したからなのか、道端で売られているポスターなどでもネタージを見かけることが少なくなったような気がする(気のせいかもしれないが)。 夕食はPeerless InnのAheliで、ベンガル料理を。Bektiという川魚のカレーが、泥臭さもなく非常にうまかった。 帰りは地下鉄で。運営開始から25年。古びたとはいえ、カルカッタを南北に移動するには一番効率的。乗っているときは乗客もみなお行儀よく(老人や女性には積極的に席を譲る)、東京の地下鉄に乗っているのと大差ないが、乗り降りはみな我先にという感じでいまいち。25年経ってもなかなか行動パターンは変わらない? JICAの地球ひろば(広尾)では、1月一杯「インドの多様性」をテーマにしたミニ企画展示を行うとともに、以下のイベントを行いますので、ふるってご参加ください。
詳細は以下のURLからごらんください。 1月5日(火)から1月17日(日) 【展示会】 「インド・くらしのスケッチ」 JICA地球ひろば 1階 企画展示スペース http://www.jica.go.jp/hiroba/event/201001.html#a02-15-01 1月17日(日) 14時から17時(受付開始13時30分)【講演会・セミナー】 「映画『シスターチャンドラとシャクティの踊り手たち』上映会及び松岡環氏講演会」 JICA地球ひろば JICA地球ひろば 3階 講堂 http://www.jica.go.jp/hiroba/event/201001.html#a01-117-01 1月28日(木) 18時30分から20時 【講演会・セミナー】 「インド・最新スポーツ事情」 講師:関口真理 JICA地球ひろば 1階 市民のひろば http://www.jica.go.jp/hiroba/event/201001.html#a01-128-01 轟亭さんのブログを読んでから、興味を持っていた椎の実に今日出会った。
セガレは保育園の散歩で色々な公園に行ってはどんぐりを拾ってくるのだが、どうやらそれらとは違い、団地の中でみかけるマテバシイの実とも違うらしい。ネットで調べてたところ、先が「すうーっと」尖っているとのことだった。 今日の午前中、近くの武蔵野中央公園に出かけた際、NTT研究所の南側の生垣の下にどんぐりが沢山落ちていたので、かがみこんでみると(私は、どんぐりに関わらず、木の実を拾うのが習性と化しているので、公園でも道でもインドでも、どこでも突然かがみこむのは別になんでもない)、普通のどんぐり(先が「まんまるにぽちっと』尖っている」)の中、「すうーっと」尖っているのがいくつか混ざっていて、それが椎の実だった。 早速いくつか拾って、殻を割って食べてみると、渋味はなく、ほの甘い栗の実のような味がして、中々おいしい。比べるために、普通のどんぐりも齧ってみたが、渋くて食べられたものではなく、圧倒的に椎の実に軍配が上がる。セガレにも薦めてみると、おいしいもっと頂戴と言い、友達にもあげたい、と。ヨメにも薦めたが、「まずくはないけど、粉っぽくてあえて食べたいとは思わない」とつれない反応(言い訳としては、家中がまた得体の知れない木の実(セガレ及び私が拾ってくる種)だらけになるのが嫌だった由)。 帰り道でもいくつか拾って家に着いてから、わざと普通のどんぐりも混ぜて見せて、セガレに「食べられるどんぐりと食べられないどんぐりを分けてみて」とやってみたら、こともなげに一回で椎の実を言い分けた。そして、封筒に入れて電子レンジでチンしておいしくたべた。 その辺で拾ってくるものにも、おいしく食べられるものがあるんだ(全部がそうじゃないけど)、という発見をセガレは楽しんでくれたかな? 近くの育児支援施設で、「東京おもちゃ美術館」館長の多田千尋さんの講演を聞く。(子供二人は施設に託児、夫婦二人で聴きに行った)
1時間半、淀みなく、密度の高い講演で面白く、大変ためになり、感動した。 忘れてしまうのがもったいないので、以下、備忘のために。
ちょっと必要があって、インドのお札について調べていたら、なんと、インドのお札(の約半分?)は、日本の「小森コーポレーション」が1996年から供給している最新式の印刷機によって印刷されているとのこと。
紙幣印刷を自国で行っている国は少なく、印刷機の世界的なシェアは圧倒的にスイスの会社が押さえているらしいが、インドではカルナタカ州マイソールと、西ベンガル州サルボニに二つある印刷工場のうち、マイソールの工場はスイス製だけれども、サルボニの工場は小森コーポレーションの印刷機を使っている。(インド準備銀行傘下の造幣会社のサイトにも小森コーポレーションのことはしっかり書いてある) 96年といえば、私が駐在していたころだが、全然知らなかったし、インド人にも知られていないだろう。「お札に記されている言葉」とならんで、「ネタ」として使えそう。。。 毎日出勤・登園間際に流しっぱなしにしているNHKの「にほんごであそぼ」。今朝、それを見ていたヨメが「『桐一葉』って俳句、虚子だよね?」と訊くので、「そうに決まってんじゃん」と。「今、やってるよ」というので、ネクタイ結びながらテレビをみると、KONISHIKIと子供三人が、「桐一葉」を歌いながら、身体をくねらせて(多分落ち葉が舞う姿)「桐一葉踊り」を踊っていた。勿論 、「今日の名文」は、「桐一葉日当たりながら落ちにけり 高浜虚子」。
「にほんごであそぼ」で虚子の句が採り上げられたのはこれがはじめてかも知れない。泉下の虚子も死後50年を経てテレビで「桐一葉踊り」が流れてるなんて知ったら腰を抜かすことだろう。
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