カテゴリ:俳句( 7 )

虚子@「にほんごであそぼ」。

 毎日出勤・登園間際に流しっぱなしにしているNHKの「にほんごであそぼ」。今朝、それを見ていたヨメが「『桐一葉』って俳句、虚子だよね?」と訊くので、「そうに決まってんじゃん」と。「今、やってるよ」というので、ネクタイ結びながらテレビをみると、KONISHIKIと子供三人が、「桐一葉」を歌いながら、身体をくねらせて(多分落ち葉が舞う姿)「桐一葉踊り」を踊っていた。勿論 、「今日の名文」は、「桐一葉日当たりながら落ちにけり 高浜虚子」。
 「にほんごであそぼ」で虚子の句が採り上げられたのはこれがはじめてかも知れない。泉下の虚子も死後50年を経てテレビで「桐一葉踊り」が流れてるなんて知ったら腰を抜かすことだろう。
[PR]
by jagannaath | 2009-10-14 08:58 | 俳句

夜句会。

遅ればせながら、あけましておめでとうございます。

今晩は夜句会に出た。すごく久しぶり。もしかしたらセガレが生まれて以来かもしれない。(と、帰宅後にヨメに言ったら、「セガレが生まれたからといって、アンタがサボる理由はどこにもない!」と一笑に付されたが。)

今日の兼題は、「左義長」と「青木の実」。

正直に言えば、いずれの季題についても、実物を見ることなく、出勤途中の電車の中で作ったので(=言い訳)、私の出句は完全に空振り。唯一、最後の最後に先生に採ってもらったのは、兼題とは関係のない、
冬帽の眉までひたと包みをり

だけだった。。。

さて、左義長について、私の選句稿に記した句は以下のとおり:
左義長を囲ふ御幣の煤汚れ
左義長や周囲あまねく掃き清め
左義長の火入れを待てる月明り
左義長の火入れ待つ間の日向かな
錐揉みの火より左義長始まれる
左義長のもう崩れさう待つてをる
左義長の爆ぜて炎の更に濃く
崩されてどんどの熱を放ちけり
浦人のこれが全てや浜どんど
お汁粉のテントも出来てどんど焼
髪の毛にどんどの匂ひ子等戻る

これらの句一つ一つで、左義長の準備、左義長(どんど焼)の燃えて崩れ行く姿、どんど焼に参加者した人・行事を支える地域の人々などが捉えられている。選句中、次から次へと、様々な視点から左義長を捉えた句を目にして、左義長が実に立体的に見えてきた。選後に先生から、「何本も映画を見たような気がする」との言があった。私の鑑賞力では映画とまでは行かず、豪華な写真展といった感じだが、視線の多様さ、またそれを映像そのものではなく、言葉をもって表現することの豊かさを強く感じたのだった。

披講後、昼と夜の火入れの句(いずれも実際の嘱目句)が出されたことをきっかけに、本来左義長は昼のものか夜のものか、ということが話題になった。元来左義長という名前は、宮中行事からきているらしいから昼の行事なのではないか、そもそも火を使う行事なので夜のものなのではないか、また宮中行事だったとは言え、その根っこはより「火を崇める」といったところにある、習俗的なものなのではないか、などなど。確か、父の郷里の松本で行われる左義長(三九郎と呼ばれている)は、夜の行事であると聞いた記憶がある(私は実際三九郎に行ったことは多分ない)ので、結論としては、「今や習俗化しているので、地方によって違う」ということではないか、と思う。

と、いうことで、自分の句はすっかり駄目だったが、俳句、そして句会、特に選句の楽しさを改めて実感した。恥ずかしながら(いや、今更ながら本当に)、これまで、自分のどの句がどれくらい採られるか、という一点に関心が集中していたような気がする。しかし、今日の句会では、とりわけ自分が持ち合わせていなかった様々な視角から季題を捉らえる機会を与えてくれる選句の楽しさ、有り難さを強く感じたのだった。
[PR]
by jagannaath | 2007-01-16 23:35 | 俳句

日盛会。

先日おやじ旅でご一緒した先生が、8月1日から「日盛会」(ひざかりかい)を始めた。

高濱虚子が明治四十一年八月一日から三十一日まで句会を毎日一回開催したことにちなんで、八月一杯毎日、それも一日午前・午後と二回、継続して句会を開催するというもの。一回の出句は十句、参加者は俳句の経験、俳壇における名声の有無など関係なく、平等な立場で句会に参加する。毎日午前の句会の兼題は、98年前に虚子が行った日盛会と原則同じ。この間、すべての句会に出席するのは先生だけだが、都合620句を出句されることとなる。作っても捨てる句もあるだろうから、すごい数である。

さて、本日、休みを取って、句会会場となる先生のご自宅へ(於逗子)。入り口には三崎漁港の旗屋さんに特注したという「日盛会」の旗がかかっていた。

実は久しぶりの句会だったこともあり、あんまり調子が出なかったが、互選(一人十句選)で以下の六句が入選した。午前の句会の兼題は「蓴(ぬなわ=蓴菜 )だったが、これについては想像で作ったので結局入選なし。
乾きたる暑さの中をバザールへ
白昼の真つ只中の片影へ
夏帽のちよこちよこふらり歩み来る
こぼさじと麦茶のコップ持ちたる子
素つ気無い主一人の夏山家
油照鉄路彼方へ続きをり
句会が終わったところで、ヨメとセガレが合流。簡単にお昼を食べてから、逗子の海岸へ。セガレにとっては初めての海だ。波打ち際でぽしゃぽしゃやっているだけだが、随分興奮していた。浜の砂でべちゃべちゃ遊ぶのも楽しんでいて、顔中砂だらけにしてニコニコ笑っていた。

海から先生の家に戻って、15:30からは午後の句会。ここは私がセガレの面倒を見て、代わりにヨメが句会に出席(詳細はたぶんヨメが書くでしょう)。

午後の句会も終わって、「のどを湿らせよう」ということになりビールを数本。

句会・海・宴会と盛りだくさんの楽しい一日となった。
[PR]
by jagannaath | 2006-08-04 23:54 | 俳句

備忘録。

平成十七年に、俳句雑誌「惜春」の雑詠欄に掲載された俳句一覧

ついでにヨメのはこちら
[PR]
by jagannaath | 2005-12-27 23:42 | 俳句

惜春7月号投句。

c0013494_10105369.jpg


(クリックすると大きくなります)

[PR]
by jagannaath | 2005-03-31 23:10 | 俳句

本日の夜句会の投句。

本日の夜句会の投句。どれも南伊豆への小旅行の際の嘱目句。
成績がよかったのは、「菜の花」「造船所」「村医者」の句だった。

c0013494_7454465.jpg

[PR]
by jagannaath | 2005-03-22 23:58 | 俳句

クリスマスイブの購書病。

ヨメと刺身・アンキモ・白子・生牡蠣・寿司・酒を堪能しつくしてから、帰途に着く。市ヶ谷の駅前の本屋がまだ開いていたので、立ち寄って、西村和子「虚子の京都」『俳句』編集部編「石田波郷読本」湯浅浩史・文/矢野勇・平野隆・茂木徹・写真「花おりおり・愛蔵版その三」を発作的に買う。久しぶりの「購書病」の発作だ。どれも俳句関係。

あくまで購書病なので、いつ買った本を読むかはわからない。買っただけで満足してしまうのだが、石田波郷については、僕が今まで教わってきたホトトギス系の花鳥諷詠保守本流とはちょっと違うのかもしれないが、今住んでいる江東区に住んでいたこともあり、興味を持っている俳人だ。

勢いで、「志ん生 復活! 落語大全集」というDVDも買っちゃった。良く見たら買ったのは第2巻でこれから全13巻が順次発売だそうな。まあ、たまにはヨメが興味を持たないものも買わないとね。それにしても、志ん生師匠がインタビューを受けている映像を見ていると、なんというか、「人間力」とでもいうべきものが溢れていてすごい。
[PR]
by jagannaath | 2004-12-24 23:56 | 俳句